リトミックって何?

こんにちは!
浅川真莉那です。

これから、リトミックやピアノの生徒さんや興味を持ってくださっている方向けに、不定期でコラムを書いていこうと思います。
「コラム」と言ってもブログの延長のような、堅苦しくないものにしていきたいと思っているので、気楽に読んでいただけたら嬉しいです。

第一弾の今回のテーマは、「リトミックって何?」です。

第一弾にふさわしいテーマですね(自画自賛)!
では早速、ご説明しますね!

 

リトミックとは、めちゃめちゃざっくり言うと、音楽に合わせて身体を動かしたりしながら音感やリズム感、集中力などを養う音楽教育法です。

例えば、リトミックといえば!なメジャーな活動として
「音が鳴っている間は歩き、音が止まったら自分も止まる」
というものがあります。

これは、ビートを感じたり集中力を鍛える活動です。

「音が鳴っている間は歩き」の部分で、1、2、1、2、と一定の速さでビートを刻みます。
体内時計ならぬ体内メトロノームを作るとでも言いましょうか。
一定の速さをキープする練習になっています。

ビートやリズムの練習と言うと手拍子をイメージする方が多いかもしれませんが、ここでは「歩く」なので使うのはです。
これがリトミック的ポイントのひとつ!

実際にやってみていただくと分かりやすいと思うのですが、手でビートを刻むより、足で刻む方が難しいのです。
それは、足の方が脳から遠い場所にあるから!
そして、足の方が動かすのに力がいるから!

その分、脳からの司令を届けるためのスピードパワーが必要なのです。
それだけ、たくさん脳を使うということ!
足でリズムが取れるようになれば、手で取るのは簡単に感じると思います。

 

そしてもうひとつ、この活動で集中力が鍛えられるのはなぜか。
それは「音が止まったら自分も止まる」というルールにあります。

このルールを守るためには、音をしっかり聴いていなければいけません。
他のことを考えたり、ぼーっとしているとすぐに反応して止まることはできません。
集中して聴き続ける必要があります。

私たち大人でも、聞こうとしていないもの(興味のない話や雑音など)って、一応耳には入っていても聞き流していますよね?
ちゃんと聞こうと意識して「耳を傾ける」ということをしていないと耳はキャッチしてくれません。

そう!この活動ではこの「耳を傾ける」の練習をしているのです。
耳を傾けているかどうかって実際目には見えないですし、日常生活の中では練習しづらいのですが、リトミックの時間はほぼずっとその練習をしているようなもの。

これができるようになれば、音を聴く力がつくのはもちろん、ママや先生の話を聴くのも上手になります。
この「聴く力」というのは、学校や他の習い事でもとっても大事な能力のひとつなので、はじめての習い事にはリトミックがおすすめ!なんて言われる理由はここにもあります。

実際、リトミックに継続して通っている子どもたちは本当に話を聴くのが上手になります。
私がちょっとした指示を出したり説明をはじめるとピッと耳を傾けて、ちゃんと聴いて理解して、次々とスピーディーに移り変わっていく活動にもしっかり着いて来てくれます!
この力は一生モノです!

 

もちろん、今日ご紹介したのはリトミックのほんの、ほんの、ほんの一部です!
他にも様々なねらいを持った多種多様な活動があります。

興味をもってくださった方は、ぜひ体験レッスンなどで実際に目で見て実感してみてくださいね♪